【過去作】アルパカ(展開図有り)
◇作品名:アルパカ
◇創作日: 2017/3/30
◇使用紙:コルキー35cm
以下、創作過程です。
顔に苦労しました。アルパカは、顔の印象が強い気がするので、完成形までたどり着くまで、かなり試行錯誤を繰り返しました。
1つ目の試作は、顔がうまくいかず、ボツに。
2つ目は、羊のようにも見えてしまうので、ボツに。
羊から抜け出すために、自分なりにちょっと勉強しました。
画像検索で拾ってきた2枚の写真に耳、目、鼻、首の位置を書き入れると、違いがよくわかる。
3つ目は、頭のモコモコ感が出ないなーと思っていたが、進まないので、一旦、体の試作に入ります。
なんとなく紙をいじる
どんどんいじる。 それっぽくなってきた!
ここに頭をつけて、完成と思ったが...
失敗もあります。
今度はうまくいきました。
しかし、全体を見たときに、頭の折り込み具合と体の折り込み具合が釣り合っていないように感じられ、頭を再度練り直すことに。
頭4つ目。路線変更して、インサイドアウトをやめた。
耳の出方、おでこの毛のモフ感、鼻先のモキュ感など、良い感じになりそうな予感がしたので、頭はこれで完成ということにする。
ちなみに、頭だけで20個弱の試作があり、最終的には1番シンプルな構造に収まったのは少し複雑というのが本音(笑)。
展開図です。
頭部がこんなにシンプルになるとは思ってもいませんでした。
【創作】サイ(展開図有り)
◇作品名:サイ
◇創作日:2017/
◇使用紙:家にあった洋紙
サイは過去にも折ってて、ツノはペラペラ、体は紙一枚分しかなく、ぐらい折りも多かった。ああーさすがにこれはリメイクだなぁーと思い、一からリメイクしてみました。 そのサイがこちらです。
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ではここからリメイク過程をざっくりと書きます。まずネットで画像集め。前作と同じくモデルはシロサイ。
頭から着手した。サイの頭っぽくなるように角配置を決めて、紙を弄る
この試作ではツノの印象が弱く、サイらしさが足りないと感じたので、ボツに。
次の試作です。
ツノが大きくなり、サイらしい形になり、これで頭の構造を決定した。
続いて全体試作。
最初にできた体の試作が消えたので、展開図で。
紙をこねくり回してできたのがこれ。
展開図が綺麗じゃないのでもっとこねくり回した。こっからが長くかかった...
ここから何回か飽きがきたのでその度に一旦試作を寝かす事を繰り返し。
突然できた試作 ▼
再度24cm折り紙用紙で試作をした。
最終試作をビオトープ行い、▼
そして本折り。たまたま家にあったサイの革っぽい紙で折る。
完成!ツノには立体感を出せて、後脚もしっかりと折れて、全体に重厚感を出せ、満足!
展開図です。▼
【創作】カバ (展開図有り)
◇作品名:カバ
◇創作日:2017/6/
◇使用紙:55cmの強制紙
以前カバを創作したので、それの解説と創作過程を。
まずは、完成したカバの写真です。↓
カバを折るキッカケが生まれたのは、今から遡ること一年半。
2016東京コンベンションの際に小津和紙でなんとなく購入した強制紙がカバの皮膚の色にピッタリなんです笑
それ以来カバの上顎の試作、
下顎の試作と、なかなか順調に続く。
しかし体の試作で行き詰まる。色々試行錯誤した結果、角配置は決まったものの、展開図としてまとまりが悪く、22.5度の綺麗な展開図とは程遠く、ちょっと飽きが来てしまったのもあって、一度寝かせることに。
その後、東海例会でありさんにこの悩みを打ち解けると、
「つるの基本形でピッタリじゃね?」
と言われ、帰って試作してみると、あっさりと出来てしまったという、思い出深い作品です。まさかヒントが鶴の基本形にあったとは...
以後試作を繰り返し、▼
完成しました。ちなみに、腹が閉じてるところが個人的にお気に入りです。
そして、展開図です。鶴の基本形ということがよく分かってもらえると思います。ちなみに、左上が上顎、右下が下顎、右上と左下が腹で、真ん中の4つのカドが脚です。
ヒントをくれたありさんには感謝してます!